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巨大企業GEがシリコンバレーに学ぶ、イメルト改革の本気度を熊谷社長が語った。

「データマネジメント2016 」セミナーレポート

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デジタル・インダストリアル・カンパニーへ

 熊谷社長が続けて語ったのは、「デジタル・インダストリアル・カンパニー」への転換である。GEはもはや、単なる「ものづくり」ではなく、デジタル技術とフィジカルの融合、ハードウェアとソフトウェアの融合による製造業をめざしているのだという。

従来はGEという会社はどちらかというと、テクノロジー主体のハードウェア・カンパニーでしたが、これからはそれにソフトウェアをプラスしたカンパニーにしていく。そのための大きな変革がこの4、5年前からスタートしていまして、まだその変革の真っ最中なのです。

 そのための大きな原動力は3つあるという。ひとつめは、「インダストリアル・インターネット」。IoT(モノのインターネット)のセンサー情報などを通じてビッグデータを収集、機器同士のつながりから知見を生み出すというインダストリアル・インターネットは、GEが打ち出したコンセプトから生まれている。航空機エンジン、ガスタービン、医療機器などの産業機械に搭載されたセンサーのデータを収集し、稼働状況を分析し可視化し、効率化と意志決定につなげる。ドイツの「インダストリー4.0」と並ぶ、現在の産業革命とも呼ばれる大きな流れだ。 もうひとつは、「アドバンストマニュファクチャリング」という新しい製造技術。3Dプリンタやロボットによる新しい製造スタイル。3つ目はGEが「グローバルブレイン」とよぶオープンイノベーションの方法で、インターネットを活用して世界中の様々なアイディアをどんどん取り入れ、製品に組み込んでいくという新しい考え方である。

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