1つのアプリケーションを使いながら、外部に預けられないデータはオンプレミスのストレージシステム、それ以外のデータはパブリッククラウドストレージに保存するといったように、種類や目的に応じて格納先を使い分けたいというニーズがある。
そのとき、現在利用している、または利用を検討しているS3 APIアプリがパブリッククラウド以外でも活用できることを確認するためには、独自にテスト用システム環境をオンプレミスに構築する費用と時間がかかる。また、すでにオンプレミスで活用している製品が、新たにS3 API対応版をリリースした際には、有償のパブリッククラウドを使い接続性を検証する必要があった。
発表された接続検証プログラムは、S3 APIアプリが、インターネット経由でクラウディアンのラボ環境に設置した「CLOUDIAN HyperStore」ストレージシステムのエンドポイント(接続点)に、30日間無償でアクセスし、全てのAPIとの接続性を検証できるものだという。
当該アプリが、「CLOUDIAN HyperStore」を採用する、世界中のS3 API準拠のパブリッククラウドはもちろんのこと、プライベートクラウド、オンプレミスのストレージシステム、それらが連携するハイブリッドクラウド対応であることを短期間に検証できる。
これまでクラウディアンは、エンタープライズIT向け製品を中心に、数多くのS3 APIアプリとの接続試験を実施し、相互に公式認定してきた。今回の検証プログラムを通して、ハイブリッドクラウドを実現できる製品との協業をさらに加速するとしている。