“一括り”に難民と捉えず、“個人の集合体”として難民を捉える-クリエイティブリーダーシップを理解するヒント
マークザッカーバーグの訪問をきっかけに、ReDI schoolは、Facebookの協力もあり、今年の7月にベルリンでハッカソンを開催する。
テーマは、
”How can technology make living conditions better for refugees? ”
「テクノロジーは難民の生活環境をどのように改善することができるのか?」
だ。
当然、ReDIスクールに所属しコーディングを学ぶ難民の学生は参加する予定で、またこのイベントは参加者を募集しており、誰でも応募することができる。難民危機の課題解決に向けて、当事者も一緒になって取り組む。
ReDIスクールの取り組みは、Financial Timesなど、世界のメディアでもそのイノベーティブな取り組みが紹介されている。そのためイベント登壇のリクエストは後を絶えないが、アン自身は自分ではなく、難民の学生を代わりに登壇させて欲しいとお願いすることがある。それを聞いたイベントの主催者は、型破りな彼女の返答に大抵困った顔をするそうだが、アンには人々が「難民について話す」のではなく、「難民と話す」ことの方が重要だという信念がある。