チームでヒットを生むcomico流デジタルマンガの新技法

comicoインタビュー(後編)

前編に続きcomicoのインタビューをお届けする。2年3ヵ月で1200万ダウンロードを実現し、ReLIFEなどのヒット作品を生んだcomico。圧倒的なコンテンツを生み出し事業として離陸したのは、軽快で俊敏なチーム力と、新しいマンガの方法論を確立しオープンにしたことだ。

[公開日]

[著] 伊藤 真美 [編] 京部康男 (Biz/Zine編集部)

[タグ] スタートアップ ベンチャー 事業開発

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前編記事はこちら

リリースしてチューニング、リーンな姿勢で取り組む

(手前右側より)NHN comico株式会社 事業推進戦略担当 鶴見雅弘氏/SP Webチーム マネージャー 春木博史氏/UIデザインチーム 酒井亮太氏/サービス開発室 日野森寛也氏

「電子コミック市場」への参入にあたり、NHN Playart(現:NHN comico)ではまずプロジェクトチームを作った。コンテンツの編集者、エンジニア、デザイナーとビジネスをプロデュースするメンバー構成によるチーム・ビルディングである。
スタート時は他の業務と兼任という最小限のスタッフで、数ヶ月の短期間でサービスを構築してローンチしたという。機動力を活かしてコンテンツをリリースし、市場での評価やユーザーの反応をフィードバックしていき、方向づけを模索していく。スピード感を重視した軽快な進め方は「リーンスタートアップ」の方法論に通じる。重視したのはユーザーの使用感だ。

これまでマンガを読んでいなかった層を取り込もうと考え、その層がスマホで読みやすい形式とはどんなものか、一から考えていきました。となると、新しい仕組みや見せ方などを多く取り込むことになり、出来るだけ早い段階でユーザーの反応が見たかったんです。最初の頃はまさに試行錯誤の連続で、リリース後のチューニングも頻繁でした(チーム マネージャー 春木博史氏)

 こうしたチューニングやUIデザインをおこなっていったのは、UIデザインチームの酒井亮太氏とエンジニアの日野森 寛也氏だ。

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