連載・コラム 【出張版】M&A Online

イタンジはなぜ「仲介手数料ゼロ」でも業界から嫌われないのか?

イタンジ・伊藤嘉盛代表インタビュー:前編

[公開日]

[著] 伊藤 嘉盛 [取材・構成] M&A Online編集部 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] ベンチャー 事業開発 企業戦略 M&A 不動産Tech

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P/LだけでなくB/Sで勝負する

――伊藤代表は企業を売る、事業を買うという両方の経験をお持ちですが、ベンチャー企業のM&Aに対して伊藤代表のように柔軟な考え方をされる経営者は少ないのではないでしょうか。

 確かに、日本では特に上場前のベンチャー企業の間でM&Aをするということはあまりないと思います。そもそもベンチャーへの投資案件数も米国と比べたら10分の1くらい。米国では大手に事業を売却した資金で新事業を立ち上げつつ、ほかのベンチャーにも投資するという流れもできています。ただ、日本でも3年ほど前から米国のようなベンチャーのM&Aも出始めています。

――伊藤代表ご自身、今後もM&Aをしようというお気持ちはありますか?

 はい、あります。もちろん、資金と良い案件があればの話ですが。P/L(損益計算書)をつくることも大事ですが、B/S(バランスシート)で勝負するベンチャーがもっと増えてもいいのではと考えています。資本で事業や収益を生み出すという視点の重要性を理解すればビジネス拡大の打ち手は増えます。私自身、資本の力を駆使するという感覚は、ファイナンスMBAを取得しているというバックグラウンドや、不動産売買の経験によって培われてきたと思います。

伊藤 嘉盛伊藤 嘉盛(いとう・よしもり)略歴紹介
イタンジ株式会社 代表取締役CEO
1984年生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。父も兄も不動産業という生粋の不動産一家に生まれ育ち、幼少期より不動産に関するノウハウを 叩き込まれる。大学卒業後、大手不動産管理会社に入社し、賃貸管理業の受託営業を担当。2008年に、たった1人で独立し、都心の不動産仲介業務を行う不 動産会社を設立。わずか4年間で都内3店舗(日本橋、麻布、渋谷)まで事業を拡大。その後、上場企業グループ会社へのバイアウトを実現。仲介業務を自ら行 う中で業界の非効率性を痛感し、業界変革への熱い志を立てる。2度目の起業として、2012年6月、共同創業者としてイタンジ株式会社を設立(イタンジ企業HPより抜粋)
イタンジ企業URL:http://itandi.co.jp/member/

本記事は、M&A Onlineに掲載された記事を再編集して掲載しております。

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