「TOYOTA NEXT」は、革新的なテクノロジーやサービスを持つ企業やベンチャー・研究機関と、トヨタが持つアセットを組み合わせることで、未来のモビリティ社会を創造する取り組みになる。トヨタは、「TOYOTA NEXT」を通じて、クルマに乗っているとき以外でもトヨタと人がつながる「人を中心とした」さまざまなサービスの実現を目指すという。
このプログラムの実施にあたり、インキュベーション分野のリーディングカンパニーであるDGグループが、これまでに行った国内外のベンチャー投資によるノウハウを最大限に活用し、プログラムの運営を全面的に支援する。
DGがプログラムの事務局を運営し、DGIが運営するOpen Network Labが国内外を代表するスタートアップ企業への投資・育成に関する豊富なノウハウを提供することで、プログラムに参加する企業の選定からサービス化までをサポートする。また、クリエイティブに関してはDGが出資した、グローバルブランドの支援企業Inamoto & Co.の代表で、世界で活躍するデジタルクリエイターであるレイ・イナモト氏がパートナーとして携わるという。
DGグループは支援のほか、自社で取り組むオープンイノベーション型の研究開発組織「DG Lab」を通して、国内外で活躍するスタートアップの支援や次世代コア技術の研究開発による新たなイノベーションの創出に貢献するとしている。
■オープンイノベーションプログラム「TOYOTA NEXT」概要
●募集期間:2016年12月7日(水)~2017年2月20日(月)
●募集テーマ:
- 全ての人の移動の不安を払拭する安全・安心サービス
- もっと快適で楽しい移動を提供するクルマの利用促進サービス
- オーナーのロイヤルティを高める愛車化サービス
- トヨタの保有するデータを活用したONE to ONEサービス
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全国のトヨタ販売店を通じて提供するディーラーサービス
※上記いずれにも当てはまらない革新的なサービスも応募可能
●トヨタが提供可能なアセット
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ビッグデータ
・コネクティッドカーから取得可能な情報 -
タッチポイント・ディーラーネットワーク
・オウンドメディア(toyota.jp / LINEアカウント / メールマガジン等) -
製品 / サービス
・スマートキーボックス / トランスログ / i-ROAD / T-Connect / TCスマホナビアプリ
※上記に加え、トヨタの商品ラインアップ(クルマ / アクセサリー)も活用が可能
※上記アセットは、検討の前提として提示するものであり、サービス実現のための提供可否は別途要相談
●応募資格:ビジネス利用が見込める革新的な技術やソリューション、サービスの開発を行っている技術者や研究開発者などの個人、および大学や企業などの団体(日本語での応対ができれば、応募者の年齢は問わない。
※技術や研究開発をしている個人や応募時点で法人化されていない団体・チームでも応募可能。
※企業についても、ベンチャー・中小企業から大企業まで全てが応募可能)
●選考フロー
- 2月20日:応募締め切り
- 2月下旬:書類選考
- 3月:一次選考
- 4月~6月:二次選考
- 7月中旬:最終選考
- 7月末:採択企業を決定(選定企業の数は未定)
- 8月以降:開発、サービスリリース
●選考予定メンバー
- 友山茂樹氏(トヨタ自動車専務役員)
- 佐藤康彦氏(トヨタ自動車常務役員)
- 村上秀一氏(トヨタ自動車常務役員)
- レイ・イナモト氏(Inamoto & Co.共同設立者 クリエイティブディレクター)
- 佐々木智也氏(デジタルガレージ執行役員SVP)
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TOYOTA NEXT事務局(トヨタ自動車 / Open Network Lab投資メンバー)
他数名の有識者を予定
●詳細:公式サイト