リバネスは、2002年創業以来、インターンシップに参加する学生や研究者が自分の研究に対する想いや、研究を通して解決したいと考えている課題について議論しあう「異分野交流会」を毎年開催してきた。2012年からは、産業界やアカデミアの研究者も参加し、より広い視点で議論を行なう「超異分野学会」へ発展したという。
現在では、中学生・高校生から、アカデミアの研究者、技術者(町工場の技術者も含む)、ベンチャー企業の関係者、アクセラレーター、大企業の経営者・事業開発担当者まで、多様な分野・業種の人々が集まる会として毎年開催している。
また、共催のリアルテックファンドは、ユーグレナ社の100%子会社であるユーグレナインベストメント、SMBC日興証券、リバネスが3社で設立した「合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル」が管理運営するベンチャーキャピタルファンドで、リアルテックベンチャーの投資育成を主目的としている。
リアルテックファンドへの参加企業は、合計23社、ファンド規模は75億円(2017年1月現在)で、日本最大級のリアルテック特化型ファンドだという。出資者である事業会社とともに、リアルテックベンチャーへの投資・育成を行っている。
「超異分野学会」は、「Be hyper-interdisciplinary(超異分野であれ)」をミッションに掲げ、アカデミアの研究者や企業、町工場の技術者、起業家、大企業の経営者・新規事業創出の関係者まで、研究、ビジネス、ものづくりなどさまざまな領域のプロフェッショナルが集まり、異分野どうしの化学反応を起こしてきた。
第6回となる本年は、「知のるつぼ」を大会テーマとして、米国シンギュラリティ大学のRaymond McCauley氏や、オバマ大統領との対談で注目を浴びたフィリピンの社会起業家Aisa Mijeno氏をはじめ、米国、英国、シンガポール、フィリピンからスタートアップやアクセラレーターを招聘し、国を超えた異分野の知の融合に挑戦する。
さらに今年からは、リバネス研究費の採択者の中から、最も異分野融合に相応しいと認められた若手研究者を表彰する制度「リバネス研究費アワード2017」を新設した。12名の若手研究者がプレゼンテーションを行い、5名の審査員による厳正なる審査のもと年間最優秀賞を決定するという。
また、3月3日には、シードアクセラレーションプログラム「TECH PLANTER」に参加するリアルテックベンチャーの中から、「世界が抱える課題を見出し、その課題を解決しうるパッション、ビジョン、テクノロジーを併せ持ち、未来を創造しうるベンチャー企業」を表彰する取組み「リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2017」を同時開催する。
■第6回超異分野学会本大会開催概要
- テーマ:「知のるつぼ」
- 日時:3月2日(木)~3月3日(金)9:00~20:00
- 会場:秋葉原UDX
- 参加費:3月2日はすべての参加者が無料、3月3日は一部企業が有料
- 大会の詳細:Webサイト
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3月2日プログラム(一部抜粋):
基調講演(東京大学上田泰己教授)
リバネス研究費アワード2017
iPS細胞を社会へつなげる先端研究を知る(シンポジウム)
より一層オープンな海底探査を目指して(シンポジウム)
腸管医学とデータサイエンスの融合(パネルディスカッション)
ポスター発表
TECH PLANTER Meetup(リアルテックベンチャーと研究開発人材や事業開発人材との交流会) -
3月3日プログラム(一部抜粋):
リアルテックベンチャーは、大企業をおとぎ話の世界に連れていく(パネルディスカッション)
海外アクセラレーターとのランチ交流会
海外スタートアップ特別講演
リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー2017表彰式
ポスター発表
TECH PLANTER Meetup(リアルテックベンチャーと研究人材、事業開発人材との交流会)