SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineセミナーレポート

リクルートが示す2030年の働き方、テクノロジーによる変化をプラスに変える方法とは?

「テクノロジーが日本の『働く』を変革する」イベントレポート

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 2月末日、リクルートワークス研究所と同グループのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyが共同で、イベント「テクノロジーが日本の『働く』を変革する」を開催した。「働き方改革」が叫ばれる今、それを企業、そして働く個人はどう捉え、向き合っていくべきか、そのヒントとなる議論が交わされた。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

テクノロジーを“脅威ではなく味方”にする「Work Model 2030」の提案

私たちはテクノロジーによってなくなる仕事を心配する前に、テクノロジーとどう共存し、ビジネスやキャリアに活かし、新しい能力と結びつけていくかを考えなければなりません。これからどうテクノロジーと付き合うかということの方が、遥かに喫緊の課題です。

 本イベントに先駆けて発表された「Work Model 2030」のプロジェクトリーダーである中村天江氏(リクルートワークス研究所 労働政策センター長)は、このように述べた。

中村 天江中村 天江 氏(リクルートワークス研究所 労働政策センター長)

 中村氏によれば、第3次AIブーム、第3次ロボットブーム、第4次産業革命、シェアリングエコノミーの勃興など、2010年前後に様々な領域の技術が境界を越えて融合を始め、今はそれがビジネスや日常に入り込んでいくという画期的なタイミングを迎えている。

 一時期「テクノロジーが仕事を奪う」という言説がもてはやされた。しかしテクノロジーに代替されるのは仕事を構成するタスクの一部で、仕事が丸ごとなくなるようなことはほとんどない。いかにテクノロジーを取り込んで新しい仕事の仕方に移行するかが重要だという認識が、冒頭の発言につながっている。

 「Work Model 2030」では、そのような課題認識のもと、2030年にあるべき新しい働き方の提案と、そのための政策課題を提示している。提案されているのは、「4プロフェッショナル×2ステージ」で構成される働き方のモデルだ。

Work Model 2030出典:http://www.works-i.com/tech/column05_01.php

 4つのプロフェッショナルとは、「ローカル/グローバルという活躍の場」と、「プロデューサー/テクノロジストという職務特性」の2軸の掛け合わせによる分類だ。そして2つのステージには、組織の中で働く「雇用ステージ」と、独立して働く「フリーランス/起業ステージ」がある。「Work Model 2030」では、この4つのプロフェッショナル領域と2つのステージを自由に行き来しながらキャリアを発展させていくことが、働き手の多様な個性を生み、社会を動かす原動力となるとしている。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
テクノロジーとの関係、活躍の場、契約形態を選びながらキャリアをデザインする時代へ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング