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IoTパートナーコミュニティが第二期活動報告会を実施。実ビジネス化の方向見える。

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任意団体IoTパートナーコミュニティが第二期の会合を6月20日に開催した。IoT×AI、セキュリティ、ヘルスケア、ブロックチェーンなど8つのワーキンググループの成果発表が行なわれた。それぞれの活動から課題解決の方向性が提示された。(写真:ウフル 八子知礼氏)

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IoTパートナーコミュニティは2016年5月に発足した。現在参加企業は43社、協力・協賛が7団体で約100名が活動している。事務局を務める(株)ウフルのセミナー会場で、6月20日に第二期の活動報告会が開催された。

IoTパートナーコミュニティでは、民間企業を主体としたIoT関連のコミュニティとして、各社から意志を持った事業リーダーが集まり、事業化や製品・サービス化を想定したテストベッド(実証実験)を中心とした活動が行なわれている。今回のプロジェクトの報告会でも議論が盛んに行なわれ、参加者のコミットがかなり高いことが特長といえるだろう。発表されたプロジェクトの中には、セゾン情報システムズとGMOらが参加したブロックチェーン応用の宅配ボックスなど、事業化に近づいたものもある。

報告では、示唆にみちた総括が語られた。たとえばAIのプロジェクトでは、データを取得・取得する段階から、データをどのように活用・分析するかを意識した仮説設定が重要であること、流通のプロジェクトでは、投資の判断としての“売上への結びつき”が重要性など。事務局のリーダー役でもあるウフル イノベーションセンター所長の八子知礼氏は、「活動を通じて事業化につながるヒントが得られたこと、お金の動きが見えてきたことなど、参加者の満足度も高かった」と語る。

初めは公開プロジェクトとして立ちあがった活動も、事業化の検討の段階からは非公開のプロジェクトに移行することも認められており、ワーキンググループでのオフィシャルな活動に加えて各社個別の協業・取組も推奨されている。その場合は個別の企業の繋ぎ込みや紹介を事務局のウフルが行うという。

また特定非営利活動法人 ITスキル研究フォーラム(iSRF)が実施する「全国スキル調査」の今年度のIoTとテーマにした出題内容の策定についても、ソラコム、ウフル、セゾン情報システムズなどのこのコミュニティのメンバーが中心となり行った。

日本では、総務省、経産省も参画する産官学の「IoT推進フォーラム」が別途活動している。また米国のインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)の日本支部を作る動きもあり、日本ではOMGが支部となり連携を進めている。こうしたIoTの各種の団体の動きがある中、このIoTパートナーコミュニティは、「実ビジネス化」を意識した団体として、スピード感があるといえるだろう。

報告されたワーキンググループの活動と成果の内容は以下の通り。

IoT x AIワーキンググループ
リーダー企業:ウイングアーク1st
活動:オフィス内のトイレ/会議室/社員/備品/機器振動などデータ蓄積して可視化。WGの横連携を強化した推進を行った。
総括:データ取得・蓄積段階からのデータの意義・目的や分析仮説を意識すること

流通ワーキンググループ
リーダー企業:オプテックス
活動:オイシックスの店舗内における人数カウント、売上、気温データの分析と可視化。いいねボタンの活用、人数カウント系は実ビジネス提案へ。
総括:データ取得は必要だが、投資判断するためには売上に繋がるアクション必要

ヘルスケアワーキンググループ
リーダー企業:Z-Works
活動:薬局の服薬指導に活かす服薬・残薬モニタリング向けIoTシステムの検討。商用化へむけて特許申請のためステルスモードへ。
総括:実ビジネス・実顧客を見据えた活動のためにはクローズドに情報開示せずに推進するモードも実施可能。本コミュニティが踏襲している米IICでのアプローチと同様

スマートメンテナンスワーキンググループ
リーダー企業:沖電気工業
活動:ビルメンテナンス業務における巡回点検業務の効率化に向けた作業分析と効率化。より具体的かつ実利あるメンテナンス業務に特化した活動へ。
総括:各社のソリューションを組み合わせて商用化に繋げる段階に

セキュリティ ワーキンググループ
リーダー企業:セゾン情報システムズ
活動:セキュリティ要素について、調査、インタビューなどから導き出したビジネスシーズの検討結果。
総括:ワーキンググループとして補助金獲得などの手段も検討

ブロックチェーンワーキンググループ
リーダー企業:GMOグローバルサイン。
活動:ブロックチェーン技術を使ったスマート宅配ボックスの実サービス化。商用化成功、ステルスモードへ。
総括:ヘルスケアと同

物流ワーキンググループ
リーダー企業:日立物流
活動:オイシックスの配送において、3つのソリューションを試行/比較。より具体的な「滞在時間の精度向上」にフォーカスした活動として継続。
総括:外部データの取り込みによる分析結果の精度向上なども

飲食店 ワーキンググループ
リーダー企業:セカンドファクトリー
活動:売上状況の可視化として、飲食店のデータを元にPowerBIによる可視化を実施。注文の組み合わせや順番、売上予測分析につなげる取り組み。Food Tech分野に活動範囲を広げる。
総括:店舗内外のリアルタイムデータを可視化して人がアクションし易く

ウェアラブル活用 ワーキンググループ(新設立)
リーダー企業:エンハンラボ
活動:メガネ型ウェアラブルデバイスを始めとするウェアラブルデバイス全般を対象。ハハンズフリーでの生産性向上に取り組むエコシステム構築のための活動を行う予定。

オフィスIoTワーキンググループ(新設立)
リーダー企業:ウフル
活動:働きやすさ、環境改善、生産管理、ファシリティマネジメント、生産性向上、BCP対策など、オフィスを中心とした現場のIoT活用を実証実験を行い、実ビジネス創出を目指す。

【関連記事】
- IoT時代の「共創」仕掛け人、ウフル八子知礼氏
- IoTパートナーコミュニティでブロックチェーン利用の宅配ボックス共同実験が進展。

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