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ナインシグマ、日本の技術シーズを世界へ、新規用途開拓基盤「TechBox」を提供開始

世界105か国のオープンイノベーションネットワークの中枢拠点を設立

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 ナインシグマ・ホールディングスは、海外の技術ニーズと日本の技術シーズを結ぶプラットフォーム「TechBox(テックボックス)」を9月19日から提供を開始する。「TechBox」は、技術の新規用途開拓プラットフォームで、日本の企業や研究機関が、新技術・新商品を登録することで、その技術シーズに対して、どの産業分野で、あるいは世界のどの地域で興味・評価が高いかを確かめることができるという。ナインシグマ・ホールディングスは、9月15日に設立され、ナインシグマ・ジャパンをはじめ、ナインシグマ・グループの米国法人、欧州法人を傘下におさめ、中枢拠点として始動した。

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 ナインシグマ・グループは、世界105か国、200万人に及ぶ世界最大級の技術者・研究者ネットワークを基盤として、大手企業の研究開発・新規事業・経営企画部門を中心に、世界700社・4000件以上、日本国内220社・1200件以上のオープンイノベーションを支援してきた。

 ナインシグマ・グループの16年間にわたる実績から、「技術シーズを起点とした協業」より「技術ニーズを起点とした協業」の成功率は圧倒的に高いとしている。その「技術ニーズを起点とした協業」を可能とするのが「TechBox」で、その開発の背景には、技術提供側の「想定しているターゲット市場のみならず、異分野、異業種からの反応を知りたい」という強い要望があったという。

 「TechBox」の誕生により、日本の「技術シーズ」に呼応する、全世界・異業種の「技術ニーズ」を発見し、新しい革新的な開発の加速が可能になるという。サービス開始時(2017年9月現在)、約7,100件の技術シーズ登録からの始動となり、初年度は10,000件、3年後には30,000件まで拡大するとしている。技術ニーズ側は、初年度3,000社、3年後は15,000社の登録を目指すという。

 ■技術シーズを持つ組織(日本の技術提供側)のメリット

  • 技術提供先が海外の大手・中堅企業等、全世界に広がる。
  • 自社の新技術・新製品が世界のどの産業領域・地域でニーズがありそうか、提携可能性を確認できる。
  • 反響があった業界を対象に、具体的により詳しいヒアリング実施も可能。
  • 新技術に対する反応が産業、地域ごとにレポート化されるので、需要の有無、検証すべき領域が可視化される。

 ■技術ニーズを持つ組織(全世界の協業先)のメリット

  • ニーズを持つ海外企業が、ワンストップで複数の組織、複数の技術領域の「技術シーズ情報」にアクセスできる。
  • 言語の壁があり、入手が困難だった日本の優れた技術シーズ情報を得られる。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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