Hakuhodo DY ONEは、AIエージェントサービス「ONE-AIGENT」の一環として、次世代AI活用基盤「Model Context Protocol(MCP)」の導入支援サービスを提供開始する。


MCPは、米Anthropic社が発表したオープンスタンダードで、生成AI/LLMと外部データソース/ツールとの連携を標準化するプロトコル。
同社は、ONE-AIGENTの一環でAIエージェントの実装と運用をワンストップで支援する「AIエージェント共創支援サービス」を提供している。これと連動してMCPの導入支援体制を整え、AIエージェントを活用する各企業の業務課題・AI活用方針に沿ったMCP導入を支援するという。
MCP導入支援の特徴
- MCP導入の企画・設計・開発を担うエンジニアリングとコンサルティングのメンバーで構成したチームが、アクセス制御の最適化など社内外の文脈管理を支える独自のセキュリティ設定・認証基盤の開発を行う。
- MCP導入支援を起点に、企業のAI活用全般に関する相談やコンサルティングまで、シームレスかつ一貫したサポートを実現。
MCPの主な構成要素
- MCPクライアント:MCPホスト内に組み込まれたコンポーネントで、MCPサーバーとの通信を担当。
- MCPホスト:生成AIモデルを搭載したアプリケーション(例:Claude Desktop、Zed、Cursorなど)。
- MCPサーバー:特定のデータソースやツールへのアクセスを提供する軽量サーバー。
MCPの通信はJSON-RPC 2.0プロトコルに基づいており、クライアントとサーバー間の通信は、標準入出力(stdio)またはHTTP with Server-Sent Events(SSE)トランスポートを通じて行われる。
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