発表による、多くの企業が既存の業態では大きな成長が見込めないと考え、根幹からの活動の見直しと非連続な成長の必要性をより強く認識し始めているとし、電通の顧客企業からも、未来に向けた新たな方向性の発見、さらには新事業の戦略設計から仕組みの導入、実行までをワンストップで支援してほしいというニーズが高まっているという。
これを受け、電通ではこれまでに蓄積してきた知見やノウハウを整理・サービスライン化し、より専門的で高度なソリューションを提供していく体制を整えることにしたとしている。
具体的には、顧客企業に対して7つのサービスラインを通じてイノベーション創出を支援していく。7つのサービスラインの概要は次のとおり。
- VISIONEERING:企業が進むべき未来の方向性を見いだす
- OPPORTUNITY FINDING:企業や事業の新たな機会を見極める
- INTEGRATED DESIGN:新たな機会を、包括的な視点で戦略化する
- BUSINESS FRAMING:意思決定要素を分析し、ビジネスモデルを構築する
- DEEP PROTOTYPE:製品・サービスアイデアを、プロトタイピングする
- FUTURE ANALYSIS:新たな事業等の現在価値を導き出し、経営判断を支援する
- SHERPARING:事業立ち上げに関わる具体的実行をサポートする
電通は、この専門組織の設置を通じて、日本の広告市場(約6兆円)の外にあるビジネスデザイン領域市場に新たな軸足を置くとともに、顧客企業にこれまでにない価値を提供していくとしている。