“レールから外れる”以前に“いつも間違った場所にいる”キャリア──いまそこにある「苦手な仕事」を楽しめる能力
島原 万丈さん(LIFULL HOME’S総研 所長)
1989年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。2004年結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズのマーケティング担当を経て、2005年よりリクルート住宅総研。2013年三月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストHOME'S総研(現・株式会社LIFULL LIFULL HOME’S総研)所長に就任。ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事。
島原:プレイングマネジャーになってから少しして、ずっと所属していたリサーチ部門が突然なくなったんです。事業継続を判断するための計画を求められて、僕がその計画の責任者として経営と交渉をしてたのに、その計画の実行途中で結果を待たずに打ち切られた。そのことに理不尽さを感じたのと同時に、アルバイトのスタッフや派遣社員や契約社員も辞めざるを得なくなった状況が嫌になって辞表を出しかけました。ところが、結婚情報誌のゼクシィ事業部から声をかけてもらったんです。「ゼクシィ、女の園だぜ!行く!」って(笑)。