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米国小売業の進化に見る、買物の未来

なぜ老舗が倒産する時代に、成長する小売企業が存在するのか──買物行動の変化と店舗の役割とは?

第1回

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小売事業者が作る、D2C 時代の新たなプライベートブランドとは

 では、買物のデジタル化の時代に支持されるブランドとはどんなものでしょうか?

 近年急速な成長を遂げており注目されているのはD2C(Direct to Consumer)ないしはDigital Native ブランドと呼ばれる、ブランドです。オンライン上で顧客と直接つながり、例えば「ビーガン」や「オーガニック」など細分化されたニーズに対応する商品/サービスを提供し、ブランディング・購買・アフターサポートまでを完結させることで熱量の高いファンを基盤としたブランドを構築します。スタートアップ企業が中心となっており、小規模だからこそ可能なきめ細やかな対応や、一部の人に強く響く強烈な理念やこだわりとそれを体現するユニークな商品/サービスが、ファンづくりの原動力となっていると言えます。

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この記事の著者

長谷川 恭平(ハセガワ キョウヘイ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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