キヤノンが開発した映像解析技術は、ネットワークカメラで撮影した映像や、ビデオ管理ソフトウエアに保管した録画映像から人の頭部を検出することで、人が密集している状況でも、人数をカウントすることが可能となる。また、指定した領域の中にいる人数の表示や、推移のグラフ表示ができるため、混雑状況の把握や分析に活用することができる。加えて、対応できる画角が広いためカメラの設置場所の自由度が高く、さらにGPUを搭載していないPCでも動作するため、設置・運用コストを抑制することができるという。
これにより、都市や公共施設、スタジアムなどの監視においてデータを活用した警備計画の立案、警備員の効率的な配置に役立つほか、イベント会場や店舗での集客状況の把握、広告効果の検証など、さまざまな用途での導入が期待できる。