DAPでテレワークの定着化を推進する

　今回の調査結果をまとめると、SaaSのユーザーへの定着化を図るために、マニュアル作りやトレーニングは積極的に行っているが、施策実施者の業務負担が大きいにもかかわらず、十分な成果に結びついていないことが明らかになりました。すなわち、ユーザーへの定着化の取り組みは、「労多くして功少なし」の状況が続いています。そのうえ、パンデミック対策の一環として、多くの企業が取り組むテレワークの環境下では、SaaSのマニュアル作りや集合研修によるトレーニングを実施することは困難であり、社員はそれぞれ自宅で業務ツールを使わなければいけないが、業務ツールがわからずに使い方を聞きたくても聞く相手が近くにいない状態となりました。その結果、「ユーザーへの定着化」が企業側の思ったように進展していないのが実情です。

　では、マニュアルレス、トレーニングレスで、「ユーザーへの定着化」を効率的に実現するには、どうすればいいのでしょうか。それを容易に実現してくれるのが、デジタルアダプション・プラットフォーム（DAP）です。わかりやすくいえば、SaaSのようなデジタル技術を定着化するためのツールです。