このプロジェクトは千葉市が昨年度より実施している「太陽光発電ビジネスマッチング事業」の第1号案件であり、太陽光発電を行いたい土地所有者と発電事業者である千葉エコ・エネルギーを千葉市が仲立ちしたことによりこの発電所の建設が実現したもの。
千葉エコ・エネルギーは、これまで国や全国各地の地方自治体と自然エネルギー政策に関する調査や政策立案等に携わってきたが、地元自治体である千葉市との事業はこれが初めてであり、また自社保有の発電所も初となる。
現在、千葉エコ・エネルギーでは、同じく千葉市内の観光農園と協働し、農地の上に太陽光発電設備を設置する営農型太陽光発電「ソーラーシェアリング」の取り組みを進めており、今回の千葉加曽利発電所でのデータを活用して、千葉市の自然エネルギー政策の進展や自然エネルギー普及に一層努めていくとしている。
また、千葉エコ・エネルギーは全国各地の自然エネルギー発電設備に対する事業性評価を累計500MW以上手がけており、それにともなって今後社会的に重要となると考えられる発電設備の長期安定稼働に向けた維持管理体制や、性能評価などの事業を展開するため、この発電所においてもさまざまな技術実証実験等を展開していく予定だという。