これまでのシステム環境は、安全性とコスト削減に主眼が置かれていた(モード1)。デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中で、システム環境の構築は仕様書どおりではなく、よりビジネスの成功に直結するために、開発や改善のスピード、利便性を重視する事が重要となった(モード2)。
今回策定した「モード2開発基盤ガイドライン」によって、三越伊勢丹グループの情報システム部門を担う三越伊勢丹システム・ソリューションズは、サーバーレスアーキテクチャ、コンテナ、CI/CDといったクラウドネイティブな最先端技術を使い、デプロイも自動化、以前より早いサイクルで開発が可能となる。IMDLは各スペシャリストがテクノロジーを駆使した買い物体験を素早く提供でき、サーバーワークスも9,000以上のアマゾン ウェブ サービス(AWS)プロジェクトで蓄積された知見をガイドラインとしてコンテンツ化することにより、これからDX活用し、モード2へのシフトを検討される情報システム部門の支援を業界問わず強力に進めることが可能となる。
この取り組みを通じて構築されたモード2基盤は、デジタルサービスとして、三越伊勢丹リモートショッピングなど、複数のサービスとして、すでに実運用を開始しているという。
3社は、今後ともクラウドを活用したDXを推進し、より多くの実業務に活かしていくことでビジネスを加速していくとしている。