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経営×ファイナンスというキャリア

ポストコロナを生き残る「経営×ファイナンス」という能力── “総合格闘技”の核となる5つの力とは?

第1回

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ポストコロナを生き残る「経営×ファイナンス」というキャリア戦略

 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が、日本経済および社会の変化を猛烈に加速させています。コロナショックをきっかけに、とりわけ労働市場では、人に仕事を割り当てる「メンバーシップ型」より、仕事に人を割り当てる「ジョブ型」を求める流れ、「ジェネラリスト」よりも「スペシャリスト」を求める流れが加速しています。ビジネスパーソンも、組織に頼らず、どのような時代になっても生き残ることのできる自立したキャリアを築きたい、という志向が高まってきています。

 より顕著になったこうしたニーズに対応するために、ビジネスパーソンはどのような能力を身につける必要があるのでしょうか。本連載では、時代の変化に強く、汎用性の高いスキルとして「経営×ファイナンス」という能力を紹介し、それに関わる業界の考察や年代別のキャリア戦略をお話ししていきます。

 「経営×ファイナンス」という能力を取り上げる理由。それは、事業目標の設定、計画策定、チームをモチベートしながら組織を前進させる「経営力」と、資金の調達・最適配分を行いながら、予実を管理しキャッシュを最大化する「ファイナンス能力」は、組織を運営するために必須の能力であり、資本主義の中心的機能だからです。組織運営にとって不変的な機能である「経営とファイナンスに関する能力」は時代を超えて求められ続けます。

 こうした能力は座学だけで身につけることはできません。「経営×ファイナンス」の能力は、経営に近い現場でさまざまな修羅場を乗り越えながら磨き上げていく必要があるのです。そして、これらの能力を組織に所属しながら最も効率的に高めることができる業界として、M&A、事業再生、PEファンド、プロ経営者という4つの業界を「経営×ファイナンス業界」として取り上げます。

 昨今、ビジネスパーソンのなかで、こういった業界に大きな注目が集まっているように感じます。さまざまな相談が筆者の元にも寄せられ、その数は年々増加しています。しかし、この領域に関心を持つ方の多くは、正しい情報をお持ちでないように感じます。本連載では、こうした業界の現場レベルのリアルな情報を織り込むことで、「経営×ファイナンス」能力の具体像を明らかにするとともに、「経営×ファイナンス業界」の仕事内容についてもより具体的に紹介していきたいと思います。

 そして、最も重要な「経営×ファイナンス業界」にどうすれば入れるのか、という点についてもお伝えします。業界全体を俯瞰しながらキャリア戦略を立てることにより、未経験からでも「経営×ファイナンス」の力を実践的に鍛えあげるチャンス、あるいはこの業界に転職できる機会は十分に存在します。

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この記事の著者

和田 耕太郎(ワダ コウタロウ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

堀江 大介(ホリエ ダイスケ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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