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ビジネスアーキテクト養成講座

価値を提供したい具体的なターゲット顧客を見極める

第7回

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 前回および、前々回は、ビジネスモデルの1つ目の柱である「プロダクト革新」について解説しました。今回からは、ビジネスモデルの2つ目の柱である「顧客インターフェース」について解説します。まずは、顧客インターフェースの1つ目の構成要素である「ターゲット顧客」からスタートしていきましょう。

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“ストーリー”としてのビジネスモデルの精度

顧客インターフェースを構成する3つの要素 図1.顧客インターフェースを構成する3つの要素 ビジネスモデルを構成する2つ目の柱は、「顧客インターフェース」です。顧客インターフェースとは、「事業体の顧客の特定」と「顧客への価値を提供する仕組み」を説明するものです。この柱は、「ターゲット顧客」、「チャネル」、「顧客リレーションシップ」という3つの要素から構成されます(図1)。
 次に、「価値提案」と「顧客インターフェースを構成する3つの要素」の関係性を、概念モデルを使って表現してみましょう(図2)。以前の記事でご説明したとおり、「価値提案は、ターゲット顧客に価値を提示する」、「チャネルは、価値提案を届ける」、「顧客リレーションシップは、ターゲット顧客を維持する」のように理解して下さい。

顧客インターフェースと価値提案の関係性図2.顧客インターフェースと価値提案の関係性

“八方美人”的なビジネスモデルは通用しない?

 ピーター・ドラッカーはかつて、「事業とは何かを知る第一歩は、顧客は誰かを考えることである」と言いました。供給が需要を上回り、顧客ニーズが多様化している現代においては、全ての消費者ニーズを満足させ、顧客が抱える問題の全てを解決することができる事業体は存在しません。したがって、自社のターゲットとする顧客像をできる限り具体的にイメージすることが非常に重要になります。

ターゲット顧客とセグメントの定義図3.ターゲット顧客とセグメントの定義

 また、ターゲット顧客が異なれば、その顧客と接するためのチャネルも、確立または維持したいリレーションシップも異なる場合があります。さらには、その収益性や獲得維持のコストも違ってくるでしょう。

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ビッグデータで注目の予測技術と4つのセグメント特性

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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