3M会長兼最高経営責任者マイク・ローマン氏は次のように述べている。
「3Mは、成長を続けていく中で、環境保全や社会的公平性と正義、そして、コーポレートガバナンスを推進していきます。当社は、二酸化炭素排出量や水の使用量の削減、水質改善を目指して行動を起こしているところであり、この投資はより効果的・効率的に改善や成長を推進するものとなります。今回の発表は、サイエンスカンパニーである3Mが人びとの生活をより良いものにし、よりきれいな空気、より良い水質、そして廃棄物が少ない世界の形成に貢献するものであることを改めて示しています」
3Mの長期的投資は、廃棄物削減と環境汚染防止のためのプログラム、水の使用量の削減、最適な技術の獲得と利用を推進している。この投資は、3Mの製造活動の継続的な改善と環境目標の達成能力の向上をさらに加速させるもの。
持続可能な開発のための世界経済人会議のプレジデント兼CEOピーター・バッカー氏は次のように述べている。
「3Mが気候と水に関する明確かつ重点的な一連の目標を掲げていることは素晴らしいことです。3Mの科学に基づいたイノベーションへのアプローチは、同社自身の環境フットプリントを改善するのみならず、同社を世界の二酸化炭素排出量実質ゼロへの移行に貢献する企業として位置付けるものです」
3Mは科学技術の専門知識を用いて、二酸化炭素排出量を2030年までに50%、2040年までに80%削減し、2050年までに事業活動におけるカーボンニュートラルを100%にすることを目指している。3Mはお客様、各国政府、グローバルパートナーと協力して、イノベーティブな製品とソリューションの開発と導入に継続的に取り組んでおり、生産活動における排出量削減に努めていくと述べている。
国際環境NGOのThe Climate Group北米担当エグゼクティブディレクターであるエイミー・デビッドセン氏は次のように述べている。
「3Mが新たに試みるカーボンニュートラルへの取り組みは、再生可能エネルギーを推進するRE100のメンバーとしての約束を実現するものです。3Mは再生可能エネルギーを促進する取り組みなどにおいて各段階の目標を確実に達成しており、同社は科学に基づいたアプローチによっていっそう意欲的なサステナビリティ目標を設定することができています。3Mは常に真のリーダーシップを発揮しており、さらに多くの企業がアクションを起こすための刺激となっています」
マイク・ローマン会長兼最高経営責任者は次のように述べている。
「私たちは、当社のイノベーションを世界が直面する気候変動の対策に活用しています。これによって、二酸化炭素排出量と水の使用量の削減をさらに迅速に実現することができます。2000年以来、3Mは成長を続ける一方で、温室効果ガスの排出量を大幅に削減し、米国本社の電力はすべて再生可能エネルギーを使用しています。また、使い捨てプラスチックの使用を止め、廃棄物の埋立処分ゼロの施設を増やし、廃棄物を発生源で削減するという目標を世界中で推進しています」