アダストリアグループでは、「ファッションのワクワクを、未来まで。」をCSRポリシーとし、重点テーマの一つとして「人を輝かせる」を実現させるため、「ホワイト物流」推進運動に賛同し自主行動を宣言した。「ホワイト物流」推進運動とは、国土交通省・経済産業省・農林水産省が推奨する取り組み。深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的として2019年4月に発足した。
アダストリアグループは、ファッションがもたらすワクワクをお届けし続けるため、物流シーンで働くすべての人々が働きやすく、ホワイトで安心・安全な物流環境、持続可能な物流機能が必要不可欠と考えているのだという。今回、この「ホワイト物流」推進運動に賛同し作業の合理化および効率化を図ることで、物流従事者への負担を減らすことができ、より持続可能な物流機能を実現していくと述べている。
自主行動宣言に記載した項目をグループの中心となって推進するのは、子会社であるアダストリア・ロジスティクス。同社では「ホワイト物流」推進運動に準拠した取り組みのほか、エネルギー使用量およびCO₂排出量削減に向けた取り組み、誰もが安心・安全に働ける職場環境の整備など、より持続可能な社会の実現に向けて継続して取り組んでいく予定だとしている。
ホワイト物流とは
出荷元・納品先での待ち時間が長いことによる長時間労働や、積込・積降し等荷役作業の肉体的負担などによってトラック運転者不足が深刻化しています。これに対応するため国土交通省・経済産業省・農林水産省は、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的とした「ホワイト物流」を推進している。この運動によって、トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化と、女性や60代の運転者等も働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現を目指しているのだという。
アダストリア・ロジスティクスの取り組みついて
- 予約受付システム「MOVO Berth(Hacobu提供)」を導入し、待ち時間のない効率的な荷下ろしの実現
- パレット等の活用による効率的な作業の実現
- 配送地域別の荷渡による荷役時間の短縮
- 月や曜日ごとの繁閑差を平準化し、運航効率を向上
- 置き配サービス「EAZY(ヤマト運輸株式会社提供)」の導入による再配達の削減努力
- コンテナ納品の増加による作業の合理化