東京医科歯科大学とサスメドは、臨床試験効率化と推進のため、研究開発で行うモニタリング作業において、GCP省令で求める実地での原資料との照合作業の代替が認められているブロックチェーン技術を実装した臨床試験システムを用いることによる効率性向上の効果を実証することを目的とした、日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度 「研究開発推進ネットワーク事業」に採択された。
東京医科歯科大学とサスメドは、東京医科歯科大学で計画している臨床試験において、ブロックチェーン技術を実装した臨床試験システムを用いることにより、モニタリングで求める症例報告書のデータと医療機関の原資料との照合作業を代替し、そのインパクトを検証する。実地でのSDV削減によるモニタリング効率向上の効果を検証し、加えて必要な体制・運用の検証を行うことにより、臨床研究中核病院以外の機関でも実装可能な支援メニューを構築する。さらに、SDV実施のための医療機関訪問が不要となることにより、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く状況にあっても、臨床試験の継続可能性を実証し、研究開発を推進することが期待されるという。