DX簡易組織診断は、経団連が発表した「協創DX指標」の人材と組織の領域を基に、経団連会員に対して行ったアンケート結果から構築。診断結果は、DX推進度の進捗を相対比較するものであり、他企業と比べた際のDX推進レベルの確認を目的としているという。
今回は人工知能技術の一つである、「ベイジアンネットワーク」によりモデルを構築している。ベイジアンネットワークは、データから、そのデータによく適合する確率分布を推定する技術。推定した確率分布を用いて、背後に隠れた関係があるデータ同士をつなぎ、ある事柄を予測することなどができる。産総研の人工知能技術コンソーシアムを通して産総研が開発した人工知能技術PLASMAおよびPOSEIDONを活用し、本組織診断モデルは構築されているという。
質問は全部で28問あり、経団連の「協創DX指標」の人材・組織領域の内容を基に構成されている。構築したベイジアンネットワークのモデルを基にアンケートの回答結果から他企業と比較したDX推進度合いの推測結果が表示される仕組みだとしている。