信金中金は、1950年の創立以来、信用金庫のセントラルバンクとして日本全国の地域金融や中小企業金融を支えている。組織づくりにおいても、業界のセントラルバンクとして先進的な職場環境の実現を目指し、SDGs推進と感謝や称賛によるコミュニケーションの活性化を通じたエンゲージメントの向上を目的にUniposを導入するに至ったのだという。2021年2月より一部部署でUniposを試験導入し、管理職の積極的な利用によるコミュニケーションの活性化や、SDGsへの意識向上などの効果を確認できたため、2021年4月より全社導入を決定した。
信金中金は、2019年に「信金中央金庫グループSDGs宣言」を策定し、「地域の持続的繁栄」、「あらゆる人々の幸福」、「地球環境の保全」の3つを重要テーマと位置づけ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している。Uniposの導入に際しても、職員同士が感謝や称賛の言葉とともに送り合うポイントを、SDGs達成を目指すNGO・NPO団体へ寄付できる「SDGsプラン」を選択。寄付先としては、「誰一人取り残さない」多様性と包摂性のある社会の実現のために、子供の貧困やバリアフリーなど社会課題の解決に取り組んでいる団体を選定しているという。
試験導入時に行った職員アンケートでは、61%の職員が「以前よりもSDGsに関心・興味を持つようになった」と回答。さらに、78%の職員が「Uniposで投稿や拍手をすることでポジティブな気持ちになる」と回答するなど、Uniposを通じてSDGs推進とエンゲージメントの向上を同時に加速させているとし、アンケートのポイントを述べている。
信金中央金庫 総合企画部 SDGs推進室長 大塚琴美氏は以下のようにコメントしている。
「Unipos導入後、SDGs推進とエンゲージメントの向上に同時にアプローチできることに手ごたえを感じています。職員一人ひとりの貢献や活躍が見える化されることでエンゲージメントが向上し、SDGs達成を目指す団体へもらったポイントを寄付することで、日々の仕事と社会貢献への実感が結びつく体験が効果的です。信用金庫は、相互扶助を基本理念の一つとしていますが、今後もUniposを活用して、より互いを認め、助け合える組織風土をさらに発展させていきたいと考えています」