近年、個人の寄付推計総額は7年間で約1.4倍に増加し、地域・社会課題解決に向けた寄付へのニーズが高まっている。メルカリでは、2020年9月より“モノを届けるだけではない、新しい社会貢献の形”として、「メルカリ寄付」機能を開始。寄付先は2自治体から始まり、現在では23の自治体・団体へと拡大している。これまで包括連携を結んでいる自治体や被災地、主要な慈善団体等を中心に寄付先選定を行ってたが、今回お客さまの売上金の使い道にさらなる選択肢を提供すべく、新たに約50団体の寄付先を公募する決定した。
公募の対象は、サーキュラー・エコノミーに関わる団体および新たに事業を始める団体。メルカリでは、サステナビリティ戦略において「循環型社会の実現」を位置づけているほか、これまでもサービスを通じた二次流通市場の拡大や、一次流通市場との連携を進めている。今後さらに「資源を採掘し、使って、捨てる」という従来の線型経済(リニア・エコノミー)ではなく、資源の廃棄を減らし、廃棄物も次の資源として活用する循環経済(サーキュラー・エコノミー)を推進するためには、企業だけでなくNPO団体など多様な組織の参加が重要だと考えていることが、その理由だという。
今回の公募はSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「つくる責任・つかう責任」にも呼応し、「メルカリ」というCtoCマーケットプレイスの枠を超えたサーキュラー・エコノミーや循環型社会の普及を目的としている。
公募概要
「サーキュラー・エコノミー・リーダー」と「サーキューラー・エコノミー・チャレンジ」の2枠を募集。
【サーキュラー・エコノミー・リーダー:25枠程度】
すでにサーキュラー・エコノミーの分野で活動している団体、および今後活動分野や地域でリーダーシップをとって展開をしていく団体向けの募集。メルカリとパートナーシップを結び、メルカリ側と意見交換が可能。
【サーキュラー・エコノミー・チャレンジ:25枠程度】
新たにサーキュラー・エコノミーに対して、活動の展開を予定している団体向けの募集。新規事業(事業開始前から開始後1年以内)を対象とする。
- 申請受付期間:2021年5月28日(金)〜2021年6月21日(月)15:00まで
- 選考結果通知:2021年6月下旬~7月上旬を予定
応募条件
【対象となる団体の法人格】
特定非営利活動法人(認定含む)、一般財団法人、公益財団法人、一般社団法人、公益財団法人、医療法人社団、医療法人財団、社会医療法人、学校法人、国立大学法人、公立大学法人、社会福祉法人、更生保護法人、独立行政法人、地方独立行政法人、農事組合法人※選考を通過した団体は、寄付金の支払い処理のためメルペイの加盟店登録が必要。
【対象となる事業・活動の例】
- 製品と原料を使用し続けるための3Rやゼロ・ウェイストの推進
- ゴミ・汚染を出さない設計の普及
- シェアリング・サブスクリプションの推進
- 再生可能な自然資源の循環促進
- サーキュラー・エコノミーや循環型社会に関する教育・啓発