「VoC 分析 AI サーバ」は、ビッグデータ解析、人工知能型のアルゴリズムを駆使し、収集、整備した意味カテゴリや感情解析辞書により、VoC等の本文テキストにさまざまな数値評価を付与する。
アンケート回答者の選択回答、記入数値、評価者の選択、そして自由回答を高精度ネガポジAPIで解析した「-3」から「+3」までの数値、そして自由回答本文、さらに自由回答をさまざまな意味解析によりベクトル数値データに変換した結果を全て同一のデータベース上に保持している。
このため、これらの値に対する条件を任意に組み合わせて、回答群を絞り込むことが可能だという。
最初の出荷先であるリクルートスタッフィングでは、このサーバを用いて、1万人規模のアンケート自由回答から仮説を抽出して定量検証、定性分析、年次変化の傾向分析、回答者属性との相関分析、ポジショニングマップ作成を含む分析サービスと合わせて利用しているという。
「VoC 分析 AI サーバ」の主な機能は次のとおり。
- 顧客属性や選択回答、回答属性、自由回答にまたがる相関分析、総合評価
- 意味カテゴリを類語群(シソーラス)として活用
- -3~+3の7段階で高精度にテキストのネガポジや好悪・悲喜・怒怖の度合を判定
- 人工知能型分析支援:初期分類仮説を自動生成し自動評価・修正の繰り返しにより意味的に類似のテキストを所与の精度、分類数に自動分類
- 頻出語や係り受けのランキングを、各種属性や単語、意味カテゴリで絞り込むことで、特定ジャンルで多くの人が話題にしているテーマを発掘
- Google Applianceなどのフルテキスト類似検索と同等の機能を、データベースエンジン上に実現。分析の「お題」、焦点を自然文で自由に表現すると類似度順に全テキストをランキング表示
- ヒートマップ、相関係数付きバブルチャートを、各種属性や単語、意味カテゴリで絞り込んでオンライン描画することにより、仮説を視覚的に検証、定量評価
- 各種チャート、ランキング中の注目箇所、数値をクリックして即座に生データ参照
- 任意の画面、絞り込み結果、中間分析状態をCSVダウンロードしExcel等で加工可能