両社は、Beyond 5G時代に、ヒトやモノの最適な移動手段や、高度化した社会インフラメンテナンスなど、あらゆる領域のサービスを提供する社会基盤となる協調制御プラットフォームの構築を目指す。この研究開発では、ドローンと自動運転車に対して協調制御を行うためのプラットフォームと、それらをつなぐBeyond 5Gネットワークの研究開発を行い、2022年度以降の実証を推進していく。
本研究開発の概要
1.ドローンと自動運転を協調制御するための三次元地図を活用したプラットフォーム開発
- スマートドローンプラットフォームと自動運転プラットフォームの位置情報連携を行うためのインターフェイスの開発と連接対応
- ドローンと自動運転の自律運行のベースとなる三次元地図の統合および、三次元地図のリアルタイム更新機能の開発
2.あらゆるモビリティがつながるためのBeyond 5Gネットワーク構築に向けた開発
- NICTの電波伝搬シミュレーター活用による、セルラー方式の通信の三次元の電波伝搬モデルの開発
- セルラー方式の通信と衛星を利用した通信を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャの構築
両社は、協調制御プラットフォームとして発展することで、物流最適化や陸上でのヒトの移動にとどまらず、空を含めたヒトの移動の選択肢の増加や様々な分野・サービスへの横展開により、社会基盤の確立を目指すとしている。