この実証では、事務効率化による生産性向上と業務負荷の軽減を目指して採用しているBPM(Business Process Management)の手法を農作業に適用している。それによって、対象となる農作業の内容や農地条件などから、最適な農業法人(コントラクター)と利用農機具を選定し、エージェントを介して作業代行を提案するという。
第一弾として、既に生産者の労力軽減に向けた作業分業化の取組みを進めていた宮崎県経済農業協同組合連合会(JA宮崎経済連)の協力のもと、地域のJAに所属する農家の作業の一部工程を、最適と思われる農機具とノウハウを保有するコントラクターであるベジエイトに委託する形で11月からサービスを開始している。
トッパンフォームズは、2021年度中に九州地区における実証サービス提供を通じて利用者の声を収集し、2022年度に利便性を向上させた大規模化に耐えるマッチングシステムを構築して、サービスの本格化と事業展開を目指すとしている。