大阪ガスは、子会社であるOSAKA GAS SINGAPOREを通じて、海外交通・都市開発事業支援機構とともにAG&P CGD HoldCo SPV3に出資することで、インドにおける都市ガス事業に参画した。
インド政府は現在、都市ガスインフラ整備による天然ガス自動車(以下、CNG車)の普及など、天然ガスの利用拡大を推進しているという。都市ガス事業者は、分割されたエリアの入札制度で決定され、一定期間の排他的なガス販売権やインフラ占有権などを得ることができるとしている。
同事業では、主なガス供給方式としてLNGローリーを活用。インフラ整備期間を短縮し、CNG車向けの交通用を中心に家庭用、商業用、工業用での需要拡大を進め、将来的には、大阪ガスの国内ガス販売量の半分程度に相当する都市ガス事業の実現を目指すという。
今後は、インド都市ガス事業を同社のアジアにおける事業の柱に育成するとともに、インドのエネルギーの低炭素化と供給安定化に貢献するとしている。