住友商事とシンガポールのKeppel Offshore & Marine(以下、Keppel O&M)は、Keppel O&Mの子会社であるKeppel FELSを通じ、シンガポールにおけるアンモニア燃料事業の実現に向けた提携に関する覚書を締結した。
両社は今回の締結に基づき、2020年代半ばの事業化を目標として、シンガポールでの船舶向けアンモニア燃料供給事業に取り組むという。また、アンモニア燃料供給船建造の検討や、関係当局との協議などを加速させることで、国際海運の脱炭素化に貢献するとしている。
加えて、シンガポールが抱えている「限られた国土面積のため、大規模な再生可能エネルギーの導入が難しい」という課題の解決策として、アンモニアを用いた洋上火力発電などの導入を検討していくという。