ダイフクは、社長・CEOの選任・後継者計画において先進的な取り組みを行っている企業として、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2021」経済産業大臣賞を受賞した。
受賞にあたっては、特に以下の点が評価されたという。
- 現社長は、指名委員会に相当する諮問委員会における検討など、客観性を重視したプロセスを経て選任されている。また、現社長就任に際し、就任直後に前社長が取締役から退任し、新任社長主導で執行部のチーム作りを行うなど、速やかにリーダーの明確な交代を図っている点
- 現社長は社長就任後、プロセスの透明性・合理性・客観性強化のために、諮問委員会の構成を社外者中心にするなど、社長の選任プロセスの改善を進めている。また、事業部の垣根を越えた人事や執行役員候補の人材プールの構築を行うなど、将来を見据えた全社的な後継者育成にもリーダーシップを発揮しており、後継者計画に資する改革に執行代表として意欲的に取り組んでいる点
- 経営者に求められる重要な要素である誠実さ(integrity)が発揮されており、外部からの指摘に対して迅速に対応・開示をするなど、選任された執行代表として真摯にステークホルダーに向き合っている。また、社外の目・声を重視すべく、社外取締役との意思疎通や情報共有を行いつつ、中長期的な視点に立ったグローバルな経営を行った結果、高い業績をあげている点