人的資本の潮流の中で、経営陣の在り方に変化が
──人的資本“経営”ともいわれるように、企業は経営ゴトとしてこの潮流に向き合っていかなければなりませんよね。経営陣の責任や役割も大きく変わりそうですね。
白藤:まず、企業は任意開示として、財務情報・非財務情報を統合報告書として発行することを求められているわけですが、去年から今年にかけて、多くの企業の発行時期が後ろ倒しになったと感じます。これまで以上に経営陣がこのレポーティングにコミットした結果、自社の報告書をじっくりと見るようになったということでしょう。