グッドパッチは、「人」の心と思考を探索して新規事業創出・既存事業改善につなげる探索型リサーチ「Insight Research(インサイトリサーチ)」の本格的な提供を開始した。
Insight Researchでは、人を起点としたリサーチやサービスデザインに知見を持つデザインリサーチャーがクライアントと共に、リサーチの目的設計から、分析、アクションへの落とし込みまで一貫して実施し、事業やサービス創造・改善に必要なアクションに繋がる探索型リサーチを提供するという。
表面的なニーズや課題解決を行うモノやサービスがかつてないほど多く存在し、本質的なニーズや課題を捉えることの必要性が増している。また一方で価値観やライフスタイルは多様化しており、本質的なニーズや課題の理解の難しさも増しているという。
そのような流れから、顧客理解のためにリサーチを実施する企業が増える一方で、アクションにつなげることができず、調査を事業やサービスづくりに活かせないケースが少なとした。
グッドパッチでは、このような状況を招く要因は、主に次の3つだと分析。
- 目的に対して適当でない方法によるリサーチの実施
- リサーチ結果の分析が浅く、すでに知っているような表面的なレポートに留まる
- 事業知識のある自社社員がリサーチを実施することで、無意識のバイアスがかかる
このような背景からグッドパッチでは、並走型・探索型リサーチ「Insight Research」の開発、提供に至ったと経緯を語った。
■並走型・探索型リサーチ「Insight Research」サービス概要
Insight Researchでは、リサーチの1:目的設定と分析、2:施策方向性検討、3:アクションへの落とし込みまでグッドパッチのデザインリサーチャーが一貫してクライアントと並走する、探索型リサーチを実施。本質的なニーズ・課題とその背景となる状況・価値観・考え方への洞察(インサイト)を得て、事業の創出や改善、未来構想につながるアクションを導き出す、とした。
Insight Researchでは、デザインリサーチャーの「人」を深く理解することへの豊富な経験、デザイン会社としての体験設計への知見・経験、さらに先入観のない第三者だからこその客観的かつ新しい視点で、「意味のあるアクション」につながる質の高いリサーチが可能だと述べている。
また、リサーチによって得られた結果から導き出したアクションを実現していくためには、経営陣が推進に向けた判断をする、他部署と連携するといった場面で、リサーチに参加していない関係者にアクションの有用性に共感をもって理解してもらう必要がある。Insight Researchでは、このようなインターナル・コミュニケーションの場面にも並走し、アクション実現を支援するとした。
リサーチ後のUX・UI実装、ブランドエクスペリエンス(BX)デザイン、事業戦略設計などの具体的な取り組みについても、グッドパッチの各専門部署とのシームレスな連携、並走が可能だという。