ジョルダンと日本オラクルは、「都市と繋がる、人と街とのコミュニケーション活性化事業」推進の一環として、実証実験を実施した。これは、東京都の「令和3年度西新宿エリアにおける5Gを含む先端技術を活用したスマートシティサービス(5G等活用サービス)実証事業」におけるもの。
同実証実験では、位置情報を元に西新宿エリアにログインしたかのようなアプリからの入口体験を通じて、エリア内でのイベント情報・飲食店情報を提供、ワンクリックでのルート検索や、ARを活用した標識表示、センシングによる施設の混雑状況、オンラインでの注文・決済などを検証。実証期間中にジョルダンが提供した「乗換案内・西新宿モード」は、多くのユーザーに利用され、スマートシティの実現に向けたユーザーインターフェースとしての検証に貢献したという。
ジョルダンは今後、主力サービスである経路検索に、感情や個⼈の希望・趣味・趣向といった「コト軸」と位置情報をかけ合わせることで、ヒト、場所、目的をつなぎ、様々な出会いや発見を創出する地域活性化プラットフォームの提供を目指すとしている。
なお、この実証実験では、暮らしに寄り添ったMaaSの地域活性化プラットフォームに、日本オラクルの「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を活用。ジョルダンは、「OCI」で構築したマッチング機能により、「人、場所、目的」をつないで様々な出会いや発見を創出し、地域交流の創造、デマンド交通の実現、災害対策などを支援していくという。
ジョルダンは、「OCI」といったクラウドテクノロジーを活用しながら、スマートシティの実現と社会や地域の課題解決に貢献していくとしている。