横河電機は、ispaceと民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のサポーティングカンパニー契約を締結した。
ispaceは、同プログラムにおいて、独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、2022年に月面着陸ミッション、そして2024年に月面探査ミッションの打ち上げを行う予定。また、これらのミッションを通じて、月面データの取得サービスと高頻度の地球―月面間輸送サービス構築に向けた技術検証を行うという。今回横河電機は、サポーティングカンパニーとしてこれに協賛することでispaceと合意した。
横河電機は今回の契約によって、同プログラムを通して得られる知見を生かし、産業利用の水資源のための探査に有効な計測技術、水素バリューチェーンに必要な制御技術など、月面での経済活動に必要なインフラの実現に向けて開発を行っていくとしている。