日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)とスイフト・ジャパンは、金融機関における送金/被仕向送金に関わる業務のDX化推進とISO20022対応に関する実証実験を、大手地方銀行含む金融機関4行と3月に実施した。
この実証実験の結果を踏まえ、NSSOLは、APIを活用した送金/被仕向送金業務のDX化およびISO対応に向けた「SWIFTが提供するAPI導入支援・コンサルサービス」を2022年度中にリリースすることを目指す。同サービスでは、個人情報、送金時の口座情報、AML対応状況などといった送金/被仕向送金業務に必要となる事前チェックを自動化するとともに、STP化(送金業務の自動化)とSWIFT MT/MX電文の送信、受信への対応も予定しているという。
なお、同サービスはSaaS型で提供することを予定。導入先における初期投資コストとランニングコストを抑え、短期間での導入を可能にするとしている。
NSSOLは今後、インターネットバンキングサービス「CrossMeetz」のサービスとして追加することで、CrossMeetzを利用している金融機関の顧客に対し、利便性向上を図っていく予定だという。