パナソニック ホールディングス(HD)は、同社グループが長期環境ビジョンで定める2050年目標に向けて、2024年までの環境行動計画「GREEN IMPACT PLAN 2024(GIP2024)」を策定した。
同社グループは、2030年までに自社事業に伴うCO2排出量を実質ゼロに、また2050年に向けては、現時点の全世界の排出総量約330億トンの約1%にあたる3億トン以上の削減貢献インパクトの創出を目指し、事業活動に取り組んでいる。
今回、2050年の環境目標達成に至るマイルストーンとして、自社バリューチェーン(以下、VC)におけるCO2排出の削減量や、社会のCO2排出の削減貢献量について、2024年までに実現する具体的な行動計画と2030年の目標を定めたという。
GREEN IMPACT PLAN 2024概要と2024年度目標は以下のとおり。
- OWN IMPACT(スコープ1,2,3領域):自社VCにおける排出削減インパクト
- CO2削減量:1,634万トン
- CO2ゼロ工場数:2024年度末までに37工場(2020年度7工場)
- CONTRIBUTION IMPACT:既存事業による社会への排出削減貢献インパクト
- 顧客や社会へのCO2削減貢献量:3,830万トン(2020年度2,347万トン)
- サーキュラーエコノミー領域:
- 工場廃棄物リサイクル率:99%以上
- 再生樹脂使用量:9万トン以上(2022-24年度累計)
- サーキュラーエコノミー型事業モデル/製品:13事業(2020年度5事業)
2030年度目標は以下のとおり。
- OWN IMPACT:CO2削減量 3,145万トン
- CONTRIBUTION IMPACT:CO2削減貢献量 9,300万トン