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ANAグループと札幌市、MaaS共同プロジェクトを開始 積雪寒冷地ならではの移動課題解決を目指す

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 札幌市、全日本空輸(ANA)、ANAあきんどは、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の共同プロジェクトを開始する。

 Universal MaaSプロジェクトは、2019年6月に発足。個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を越えて連携することで、顧客の新たな移動体験の創出を目指してきた。

 今回開始する共同プロジェクトでは、2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会招致を契機とした共生社会の実現を目標に掲げる札幌市と、ANAグループが提携。2022年度は、都内から札幌市内の目的地までの移動について、移動サービス「一括サポート手配」「バリアフリー地図/ナビ」の実証実験・社会実装で得た知見をもとに、積雪寒冷地である札幌ならではの課題抽出、課題解決を目指すという。

 各者の役割は以下のとおり。

  • 札幌市:札幌市のバリアフリー情報収集・提供、実証実験に向けた調整
  • ANA:同共同プロジェクトのとりまとめ、全体サービス設計/開発
  • ANAあきんど:自治体・地域事業者との連携調整・実証実験の実働サポート

 3者は今後、複数の協力企業・団体を加え、これまでに蓄積してきた機能やサービスの有効性の検証、および課題抽出を行う実証実験を実施するとしている。

 なお、同プロジェクトは、国土交通省「令和4年度 日本版MaaS推進・支援事業」に採択されたUniversal MaaSの実証実験の一環として実施するもの。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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