大日本印刷(DNP)とPwCコンサルティングは、インターネット上のバーチャル空間で、アバターを通じて交流するメタバース分野で協業すると発表した。協業により両社は、各種ソリューションやサービスを組み合わせて、企業や自治体などに対して、メタバースの導入・活用を支援するという。
DNPはメタバース利用者の体験価値の最大化に向けて、「メタバースの構築・運用」「集客のためのコンテンツ企画開発」「関連する認証・セキュリティ・決済などのソリューション」などを提供。PwCコンサルティングは、「顧客や市場の課題分析」「課題解決に向けたコンサルティング」「コンテンツやソリューションの活用・導入支援」「効果検証などメタバースの市場拡大に向けた支援」などを推進するとしている。
メタバース分野におけるDNPの強みは以下のとおり。
- 利用しやすさとセキュリティ品質を両立させたメタバース構築・運用支援:XR空間構築システム「PARALLEL SITE」により、生活者の利便性とセキュリティ品質を両立したメタバースを提供。導入企業などの要望に応じて、最適なメタバースプラットフォームの構築・運用を支援する
- 高精細な表現技術:コンテンツホルダーとの協業で開発してきた表現手法や、アーカイブ事業で培った技術を活かして、メタバース上での最適かつ精細なコンテンツを制作
- メタバースで得られたデータを分析・活用したマーケティング活動を支援:企業のマーケティング支援などに関する実績・ノウハウを活用し、メタバースで得たデータを分析・活用したマーケティング活動を支援する
PwCコンサルティングの強みは以下のとおり。
- メタバースに関する知見・経験:メタバース関連の技術や法規制・制度、利活用の動向など、知見を持つメンバーが在籍。海外拠点とも連携し、グローバルな最新情報も継続的に収集・分析している
- 新規性の高い取り組みの社会実装に関する知見・経験:産学官や様々なコンソーシアムとのつながりと、新技術の社会実装に向けた支援実績を活かし、ビジネス/ガバナンス/社会受容性の観点から現状を整理。技術適用だけでなく包括的な視点から社会実装を支援
- メタバース活用に付随する課題を含む包括的な課題解決力:産業ごとの専門チームや、先端技術を含むソリューションごとの専門チームが存在する