大阪府とパナソニック エレクトリックワークス(以下、パナソニック)は、省エネルギー化を実現する建築物であるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の理解促進や導入推進に向けた取り組みにおいて、9月26日に大阪府内のZEB化推進に係る連携協定を締結した。
今後、脱炭素社会の実現に向けて、ZEB化改修の可能性調査、ZEB化手法の検討、ZEB化の認知度向上及び理解促進、その他、本協定の目的に資する事業の4つの項目で連携し、大阪府内のZEB化推進を加速していくという。
ZEB化推進に係る連携協定に基づく具体的な取り組み(当面の取り組み事項)
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ZEB化改修の可能性調査
府所有建築物等の可能性調査の検討・実施(3件程度)
市町村所有建築物等の可能性調査の支援 - ZEB化手法の検討
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ZEB化の認知度向上及び理解促進
府や市町村等を対象とした勉強会、セミナー及び施設見学会の開催 - その他、本協定の目的に資する事業
対象施設
設備改修を予定している既存施設
方法
- 既存建築物に関するデータ(建築図書等)の提供を受け、ZEB化改修の検討を行う
- 外皮性能の向上及び設備改修の検討
- 再生可能エネルギー設備等の導入検討
なお、外皮性能(PAL:建物の屋内周囲空間の床面積当たりの年間熱負荷)や一次エネルギー消費量は、建築研究所公開のエネルギー消費性能計算プログラム(WEBPRO)を使用。
提供データ
- 施設情報(建築図書、設備図書、建物の構造・建築年月日等)
- 設備機器等のリスト(照明、空調、換気、給湯、昇降機、太陽光発電設備等)
- 対象施設の3ヵ年のエネルギー使用量データ
成果物
- ZEB化可能性調査結果報告書
- 設備ごとの改修内容
- 一次エネルギー消費量の算出結果
- 改修経費概算