ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行と北海道銀行は、基幹系システム「MEJAR」を共同運営する、コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行と東日本銀行および七十七銀行とともに、サステナビリティ分野の商品・サービスに関する連携協定「MEJARサステナビリティソリューション連携」(以下、本連携協定)を締結したことを発表した。
本連携協定の趣旨・目的
MEJAR参加行は、これまでデジタル技術を活用した各施策を協働で推進するデジタル推進プロジェクト「MEJAR Digital Innovation Hub(MDIH)」の設立や、サイバーセキュリティに関する情報交換・共同訓練などを目的とした「MEJAR-CSIRT」の組成等の連携施策に取り組んできた。
社会・環境問題への意識の高まりを受け、地域金融機関にはサステナビリティ分野におけるソリューション等の提供が一層求められており、各行では顧客企業の脱炭素化支援などに積極的に取り組んでいるのだという。
本連携協定では、MEJAR参加行は、サステナビリティソリューションなどに関する情報の共有や、商品・サービスの高度化に向けた連携を通じて、それぞれの顧客企業のサステナビリティ経営を支援していくことや、地域経済の発展に貢献していくことを目的に、本連携協定を締結した。
具体的な連携内容
- サステナブルファイナンス:「サステナビリティ・リンク・ローン」や「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」等のサステナブルファイナンスに関する事例・情報の共有、商品導入に向けた連携、評価機関の共同活用など
- 行内外への啓蒙活動:行員向けの研修・教育コンテンツの共有や、外部向けセミナーの共同開催、外部コンサルの共同発注など
- 脱炭素関連ソリューション:温室効果ガス排出量の可視化支援や削減に向けたソリューションに関する情報の共有、脱炭素にかかる専門業者に関する情報共有など