Amazonは、日本貿易振興機構(JETRO)と共同で展開している「JAPAN STORE」を、英国とオーストラリアでも順次開始すると発表した。
JAPAN STOREは、中小企業をはじめとする販売事業者が、日本の商品を販売するストアとして、2021年11月に米国のAmazon.comに開設された。味噌や醤油などの食料品のほか、急須や湯呑、茶碗などのキッチン用品、浴衣や足袋などの服、履物など、日本ならではの商品に加え、スーツケースや財布、化粧水、文房具、PC関連機器など数千種類の商品が販売されている。
JAPAN STOREの英国での展開は10月以降、オーストラリアでは12月以降を予定。英国とオーストラリアでも同様に、高品質な日本の商品を届けていくという。
なお、Amazonは、中小企業をはじめとする日本の販売事業者の販路拡大を支援するために、これまでに様々な海外販売に関するサービスを提供してきた。主なサービスは以下のとおり。
- 商品の保管、注文処理、梱包、配送、注文や返品に関するカスタマーサービスをAmazonが代行するフルフィルメント by Amazon(FBA)が海外でも利用可能
- 2020年に専属チームによる日本語での海外販売支援サービスを開始。米国Amazon.comでの出品アカウントの作成や商品登録のサポートのほか、海外送金や海外輸送などに関する外部サービスを紹介
- 日本のマーケットプレイスで出品アカウントを作成・登録すれば、同アカウントで他国のマーケットプレイスでも販売ができる機能「Global Registration(グローバル登録)」を提供
- 3月から、日本を含む複数の国のマーケットプレイスで商品を一括登録できる機能の提供を開始。出品商品の情報は、自動翻訳機能により各国の言語に翻訳され、Amazonのサイトに表示される