KPMGコンサルティングは、サプライチェーン全体のあり方をESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から評価し、課題・リスクの明確化から対策の実行までを支援する「サステナブル・サプライチェーン診断サービス」を提供開始した。
サステナブル・サプライチェーンとは、製品やサービスのライフサイクルにおける、環境的・社会的・経済的影響が管理され、良好なガバナンスが実行されている状況を指す。同診断サービスでは、企業のサプライチェーンおよび各サードパーティ(サプライヤー・物流会社・生産委託先など)に対し、国際的なガイダンス・機関投資家からの要求事項・法規制に照らした評価を行えるという。
サービスの特徴は以下のとおり。
サービスアプローチ
インタビュー・アンケート結果・外部情報などをもとに、数多く存在するESG関連課題への対応状況を診断。ESG関連課題ごとにベンチマークとのギャップなどを分析し、持続可能なサプライチェーンに向けた施策やプロセスの定義・優先順位の決定を支援する。
経済安全保障の観点も含めた評価プログラム
ISOやESG評価機関、各種開示基準、法規制などを考慮したプログラムで評価。人権・環境・労働、サーキュラーエコノミーといった代表的なESG関連課題に加え、経済安全保障、地政学リスクの観点も網羅する。
サードパーティに対する自社の対応状況の診断
製品開発~販売に至るサードパーティの整理と、自社としてどのような管理・要請を行っているかを診断。サードパーティエンゲージメントにつなげる活動の改善方向性を提言する。