EY Japanは、EY Entrepreneurial Winning Women(EWW)が主催する2022年度の「EY Winning Women」に、5名の女性アントレプレナーを選出した。
EWWは、女性経営者・女性エグゼクティブを、主に経営管理の側面からサポートする組織。アワード(EY Winning Women)の授与、企業経営に必要な情報提供や人脈作りのための交流会の開催、ラウンドテーブルの実施、メールマガジンやウェブサイトを通じた情報提供を行っている。
同プログラムは、女性経営者とその事業の成長を応援することを目的としており、EY Winning Womenに選出された女性経営者には、「EY Entrepreneurial Winning Women アジア太平洋プログラム」への参加、およびメンタリング、事業拡大に向けてのアドバイス、有力起業家や大企業などとのネットワーキング・マッチングの機会などを提供しているという。
なお、選出されたファイナリストは、12月8日に開催される表彰式でビジネスプレゼンテーションを実施する予定だとしている。
EY Winning Women 2022 ファイナリストは以下のとおり(五十音順/プレスリリースより抜粋)。
池原 真佐子氏
株式会社Mentor For 代表取締役社長
生き方やキャリアが多様な方々を「社外メンター」として育成し、女性管理職・候補の「社外メンター」として企業にマッチングする事業を展開。企業内の女性管理職育成の際に挙がる「身近にロールモデル・メンターがいない・リーダーへのイメージが湧かない」という課題を解決する。また、日本で初めて「キャリアメンタリング」スキルを体系化し、メンター育成のスクールも運営。先人の知見を次世代に伝えていく仕組みを構築し、社外メンターという新しい分野を開拓中。女性リーダー不在が顕著な日本において、先人のキャリア・リーダー経験を次世代に循環させる仕組みを構築することで、多様な人が活躍していける社会を目指している。
宇井 吉美氏
株式会社aba 代表取締役CEO
abaは介護という「支えあいのフィールド」を支えるテクノロジーライフケアカンパニー。「介護者のわからないをなくす」を軸に課題を見つけ、排泄への課題には10年以上に渡り真摯(しんし)に向き合い、「におい」で尿便を検知する排泄センサーを開発し製品化。要介護者に対して非装着であり、排泄記録により排泄パターン表が自動作成される仕組みも備えている。人間の本来持つ生命力を引き出せるようテクノロジーを通じて、必要なときに必要なケアを届ける未来を目指している。
坂梨 亜里咲氏
mederi株式会社 代表取締役
生理に悩む女性と産婦人科医をつなげるオンラインピル診療サービス「メデリピル(mederi Pill)」を提供するフェムテックカンパニー。プラットフォーム登録者数は、約7万人と急成長中(2022年10月時点)。より女性が生きやすく暮らしやすく、働きやすい社会に向けて、女性のライフステージに寄り添ったサービスを複数展開。女性活躍、ダイバーシティ推進を後押しするための低用量ピル服薬支援福利厚生「mederi for biz」は大企業を中心に多数導入されている。
澤田 真弓氏
メディフォン株式会社 代表取締役CEO
新しい多様な社会のための医療インフラ構築を目指し、医療の多言語対応による国際化支援、予防医療の重点化、個人による主体的な医療への参画の実現に取り組む。プロダクトとしては、遠隔医療通訳を中心機能とする医療現場向けmediPhone(メディフォン)と企業向けクラウド健康管理システムmediment(メディメント)を展開。87,000以上の医療機関・企業・自治体などで利用されている。
髙橋 真理子氏
株式会社SIRC 代表取締役CEO
Plus ONE for the Future ~センサで世界を変える 脱炭素化社会の実現~
「SIRCデバイス」を活用した脱炭素DXソリューションを提供しています。当社「IoT電力センサユニット」を活用し、既設のラインごと・機械ごとに「完全非接触」「工事レス」「簡単取付15秒」で消費電力・CO2排出量の見える化を実現します。さらに、SIRCクラウドにデータ集約することで、製品毎のCarbon Foot Print機能、省エネ対策前後の比較、今後の改善ヒントの提供を行います。