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村田製作所と錦市場商店街、人流センサを活用したスマート商店街の取り組みを実施 混雑度と換気を見える化

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 村田製作所と京都錦市場商店街振興組合(以下、錦市場商店街)は、「京の台所」である京都錦市場におけるスマート商店街の取り組みを共同で実施。同取り組みは「京都府地域商業活性化緊急支援事業費補助金」と「京都市商店街等キャッシュレス・DXチャレンジ支援事業補助金」を活用している。

 両者は、村田製作所のAIRSualを錦市場商店街の8ヵ所に設置し、運用を実施。加えて、人流センサとデジタルサイネージを導入して、混雑度と換気を見える化することで、来街者の利便性向上に向けたスマート商店街を目指す。人流センサでは、指定範囲にいる人の移動方向や人数、平均滞留時間を検知でき、人の流れや混雑している場所が分かる。画像はセンサ内部で処理され録画や保存はされないため、プライバシーが守られるよう配慮しているという。

人流センサ
人流センサ

 また、両者は、2021年12月~2022年3月にかけてCO2濃度の見える化による新型コロナウイルス感染リスク低減に向けた実証実験を実施し、正確なCO2濃度の測定と適切な換気を行うことを実証。AIRSualと人流センサで取得したCO2濃度や混雑度のデータはデジタルサイネージに表示し、イベント情報や食べ歩き禁止などの注意事項の表示も行う。デジタルサイネージは試験的に自立型のものを導入して効果を確かめた後、吊り下げ型のものを3ヵ所に設置予定だとしている。

(左)CO2濃度の可視化、(右)混雑度の可視化
(左)CO2濃度の可視化、(右)混雑度の可視化

 なお、両者は、取得したデータの活用方法や運用に向けて検討を始めており、今後はスマート商店街の実現に向けて、「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」と連携し、来街者の利便性向上に努めていくという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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