デロイト トーマツ グループ(以下、デロイト トーマツ)、山形県白鷹町(以下、白鷹町)、物林は、「林業再生による地域活性化に取り組む白鷹町プロジェクト」に関する連携協定を締結した。
同協定は、白鷹町の山林管理を通じて、同町における林業の再生と地域活性化、日本の林業における課題解決の示唆を得ることを目的としている。また、これを契機に、中期的には日本における地域コミュニティを核とした林業施業の効率化などを目指すという。
今回3者は、プロジェクトで生じる課題の顕在化への対応策の整理・実行・検証といったプロセスを含む実証を行う。具体的には、林業経営における林業適地の仕分け、伐採と造林の一体作業や下刈りの省略などの林業施業の効率化を通じた収益性の向上策や、木材が持つ価値を向上させるための歩留まりに着目した製材品開発などを通じて、木材の高付加価値化などについて実証するとしている。
これにより、永続性と収益性を確保できる新たな林業経営モデルの実現を目指すという。
3者の主な役割は以下のとおり。
- 白鷹町:公益的な機能とのバランスを保ち、「白鷹町森林(もり)とつながる暮らしビジョン」を実践につなげていく
- 物林:林業に携わって得た知見や、需要開拓・新製品開発などの経験を通じて、未来の豊かな森林とサステナブルな森林資源の確保を推進するサポーター
- デロイト トーマツ:森林・林業経営に関わるビジネスプランニング、ファイナンス能力の強化や、それらを適切に運営していくために必要なガバナンスの向上に関わるアドバイザリー