デロイト トーマツ グループは、企業のコーポレート部門の課題※を解決するサービス「Corporate as a Service」のオペレーション業務を提供する『Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI』を、デロイト トーマツ グループの地域イノベーション拠点「MAEBASHI Social Innovation Hub」内に設置すると発表した。
近年、コーポレート部門では、組織機能の立ち上げ・再編・移管といった重要なコーポレートイベントの発生時に下記の課題を抱えているという。
- 専門人材の不足により、役割遂行、日常運用における機能の維持が困難になる
- 業務量は増えるが、コストは現状維持または削減が求められる
- 会計・経理・決算の専門性が不可欠であるため、既存のBPOベンダーのみでは解決不可能
- ERPシステム導入で、人材と業務プロセスへの適応に多くの時間とコストが必要
デロイト トーマツ グループでは、コーポレート部門の上記を含む課題を解決するためのサービス「Corporate as a Service」を立ち上げている。Corporate as a Serviceとは、コーポレート部門の課題解決のため、同グループが有する会計やリスクマネジメントの専門性、デジタルアセットの活用やオペレートセンターでのオペレーションを投入し、課題収束、コーポレート機能の安定化、変革および運用(オペレーション)を一体でサポートするサービス。
今回、Corporate as a Serviceの運用を担う拠点として前橋市にDeloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHIを設置。公認会計士、税理士、事業会社のシェアードサービス部門の運用マネージャー経験者など、専門性を生かしながら、同センターからコーポレート部門のオペレート業務を提供することで、全国の日本企業のコーポレート業務の変革を支援していくという。
また、これまで外部委託ができなかった判断や意思決定を伴う非定型業務の受託、非財務情報の開示など、市場の要求に伴う新たな業務プロセスの実装が可能になるとしている。
なお同センターは、群馬県の地域経済の活性化にも寄与すべく2024年までに100名体制を目指し、適用業務の拡張に対応。将来的にはさらなる拡大を計画しているという。
※例:新会社設立・JV組成に伴う機能立上げ、PMI・組織再編に伴う機能再編、SSC(Shared Service Center)・GBS(Global Business Service)・BPO(Business Process Outsourcing )への機能移管、規模急拡大や大量退職によるリソース不足、ERP導入・導入直後のオペレーション混乱)