ChatGPTを始めてみる
最近では、ChatGPTを使いこなしているビジネスパーソンも少なくありません。クレームメールの作成からプレゼンのスクリプト作成、日報や報告書の作成、アイデア出しまで、様々な業務で活用されています。一方で、ChatGPTをどう使っていいのか、何のヒントもなく使ってみようとして戸惑っている方もいらっしゃるでしょう。
ChatGPTはルールを理解するだけで様々な用途に応用することができます。そのためにも、まずはChatGPTを始めてみましょう。
ChatGPTの始め方はシンプルです。まず、ChatGPTのサイトにアクセスし、ユーザー登録を行います。それだけで、ChatGPTを始めることができます。
登録したメールアドレスでログインすると、以下のような画面が利用できます。ここに、チャットGPTへの質問文(これをChatGPT用語で「プロンプト」と呼びます)を記載する欄と実行ボタンがあります。ChatGPTの使い方は、この欄にプロンプトを記載するだけです。
ここで、自分のやりたいことをプロンプトに表現し、実行できれば、多種多様な用途に応用できるのですが、ルールを知らなければ、ChatGPTの能力を十分に使い切ることができません。そうした、“今さら聞けない”ChatGPTのルールについて、順に紹介していきます。
ChatGPTにChatGPTの使い方を聞く
まず、ChatGPTをどのように利用すればいいのか、そのイメージすら湧かない場合は、それ自体をChatGPTに聞いてみましょう。たとえば、あなたの仕事が、ECサイト運営会社で運送業務の事務担当だったとします。その場合は、以下のようなプロンプトを投げかけることで、自分が使ってみることができそうな例を教えてもらうことができるのです。
私はECサイト運営会社で運送業務の事務を担当しています。
ChatGPTを使って業務を効率化するには、どのようなことが考えられますか?
私がこのプロンプトを入力すると、ChatGPTは以下のような回答をしてくれました。
ECサイト運営会社で運送業務の事務を効率化するために、ChatGPTを活用する方法はいくつか考えられます。以下にいくつかのアイデアを挙げてみます:
1.自動応答システムの構築:ChatGPTを使って、よく寄せられる問い合わせや質問に対する自動応答システムを構築できます。顧客からの問い合わせに迅速かつ正確に対応することで、顧客満足度を向上させることができます。(以下略)
自動応答システムを構築するというのは、エンジニアでなければハードルが高そうです。ですが、この回答は、プロンプトを入力した私が担当している「運送業務の事務」はどれくらいの業務範囲をカバーしているのか、業務レベルはどの程度なのかといった基本的な情報をChatGPTが知らないからこそ起きたものです。これこそがChatGPTを利用する際に知っておくべきルールです。
ChatGPTに与えるべきプロンプトには、明確なルールが存在します。これを知っておくと、ChatGPTを自身の業務に取り入れるイメージが湧いてくるはずです。