P.A.I.を支えるデータ保存技術と計算資源の確保
3つ目のセッションでは、株式会社オルツ CSOの西村祥一氏が、同社のAIを支える2つの技術、分散型個人データストレージ・プラットフォーム「al+ stack」と、分散型ニューラルネットワーク基盤「al+ emeth」内容について解説した。
オルツが目指すところは、前述の通りP.A.I.であり、ChatGPTのような「大きなAI」ではなく、「1人1つのAI」のように一人ひとりの個性に合わせたAI作りである。そのためには、個人のデータを貯めこみ、処理することで個性モデルを作る必要がある。しかし個人のデータの取得は簡単な作業ではないため、今後は積極的にデータを収集する方法が重要になってくると西村氏は語る。
